ルイボスティーって何？おすすめの選び方から飲み方まで徹底解説

ルイボスティーが健康・美容に良いと聞いたけど、「そもそもルイボスティーって何？」と思う方もいらっしゃるかと思います。

当サイト「ルイボスティーラボ」では、ルイボスティーの起源から効果効能、おすすめの選び方・飲み方までわかりやすく解説します！

ルイボスティーとは「奇跡のお茶」として語り継がれてきた南アフリカのお茶

ルイボスティーとは、もともと南アフリカの原住民、ホッテントット族やバンツー族が不老長寿の飲み物、様々な病気に効くお茶として昔から飲んできたものです。

ルイボスティーは、学名をアスパラサス・リネアリスといい、針葉樹の一種で豆科に属しています。お茶というと丸い葉をつけた茶畑を連想しますが、ルイボスティーは松のように細くとがり、ひょろ長く伸びた葉を持っているんですね。

出典：ルイボスティー専門店アールティールームHP

このルイボスティーは南アフリカにあるセダルバーグ山脈一帯にしか成育しません。

出典：ルピシアHP

南アフリカ政府が他の土地への移植を何度も試みたそうですが、駄目だったのです。
それは土壌は赤っぽい酸性の土で、通気性に富み、しかも水はけが良くなければならないという栽培条件があるためでした。

この土壌にはかなりのミネラルが含有されており「世界に２つとない場所」というから、本当に神様が下さった奇跡としか表現しようがないですよね。

驚くべきルイボスティーの成分と効果効能

以下は、日本食品分析センターによって分析されたルイボスティーの成分表になりますが、豊富なミネラルとタンパク質が含まれていることがよくわかります。

タンパク質	7.8
灰分	2.6	(%)
タンニン	9.2
リン	54.2
鉄	9.73
カルシウム	171	(mg/100g)
ナトリウム	353
カリウム	353
マグネシウム	178
銅	2.94
亜鉛	7.54	(PPM)
マンガン	64.9
スーパーオキシド消去活性	4.7×103単位/g
無水カフェイン	検出せず

(財)　日本食品分析センター調べ

ミネラルには様々なものがありますが、その１つ１つの働きについてはあまり詳しくご存知の方は多くはないのではないでしょうか。

ルイボスティーが健康や美容に良いとされる要因の１つにはこの豊富なミネラルがポイントになりますので、主なものについて簡単に説明しておきたいと思います。

カルシウム
カルシウムはリンと一緒に働いて健康な歯や骨を作ります。また、それだけでなくマグネシウムと共に心臓や血管の健康を保つ働きもしているのです。
日本人はこのカルシウム摂取量が少ないと言われていますが、それは日本が火山国で元々土壌にカルシウムが少ないことに起因しています。

さらにカルシウムはストレスを受けると尿に溶けて排出されてしまうので、ストレスの多い現代では十分な摂取が必要ですね。

鉄分
鉄は特に女性にとってカルシウムと並んで不足しやすい二大栄養素と言われています。鉄が不足すると体中に酸素が行き渡らくなり貧血を起こしやすくなります。

また、疲れやすくなったり病気に対する抵抗力がなくなる他、血色が悪くなったり肌がかさかさするなど、美容にも大きな影響を及ぼします。

亜鉛
亜鉛は微量ながら細胞の核の中に広く分布し、細胞分裂にも関わっています。子供の成長に影響する他、生殖器官の発達にも関わっているため、不妊や生理不順の一因になることもあります。

また、亜鉛は酸素を活性化し、体内の一連の作用がスムーズに流れるようにする働きがあるので、不足すると代謝とエネルギーの発生に影響が出ます。冷え・むくみの改善やダイエット効果などにも欠かせないミネラルです。

マグネシウム
マグネシウムは神経を鎮めたり精神を安定させる働きがあるとして、カルシウムと並んで抗ストレスミネラルとして注目を集めています。

また、便を柔らかくし便秘の改善を促したり、アルコール摂取量の多い人は欠乏が指摘されやすいミネラルなので、二日酔いの予防にもオススメです。

カリウム
カリウムはナトリウムと一緒に働いて体の水分のバランスを調整する働きをするため、むくみの原因となる塩分を体外に排出します。

また血圧を下げる働きがあり、高血圧の人は摂取が必要、糖尿病などの予防にも大切なミネラルです。

マンガン
アミノ酸代謝や糖代謝など、マンガンを必要とする酵素は多く、免疫機能を活性化したり、体内の期間をつなぐ結合組織を合成しています。

マンガンの不足は動脈硬化やリウマチ性関節炎、筋無力症、糖尿病の引き金にもなると言われています。

この他にもまだルイボスティーに含有されているミネラルはありますが、摂取する上で大切なのは量よりもバランスになります。

量的には少しずつでも良いですから、バランスよく一気に必要なミネラルを供給できるルイボスティーは理想的な飲み物だと言えるわけですね！

活性酸素を取り除くSOD様酵素とフラボノイド

もう一つ、ルイボスティーが持っている成分の中で欠かすことが出来ないのがSOD様酵素とフラボノイドです。

活性酸素は必要以上に増加すると体内の様々な問題を引き起こす原因と言われており、現代の社会環境が増加を招いていると言われています。

その主な原因は以下のものです。

活性酸素の発生条件

環境や物質からの刺激(大気汚染や食品添加物)
放射線・紫外線の影響
ストレスを受ける環境

私達の体には元々活性酸素を取り除くためのSOD酵素というものが備わっているのですが、上記のような理由で増加する活性酸素を処理しきれなくなり、抗酸化作用をもつ野菜や飲料が注目されるようになりました。

その中でルイボスティーがもつSOD様酵素とフラボノイドには圧倒的な抗酸化作用があることが研究でわかったんです！
驚くことにその力は他の野菜や飲料と比べて10〜50倍と言われています。

熊本大学医学部前田教授調べ

活性酸素が主な原因になっていると考えられている症状はたくさんあり、肌のトラブル(シミ・シワ・ニキビ・ソバカス)や老化、花粉症などを含むアレルギーやアトピーの改善に
ルイボスティーが効果的だと言われているのもこの抗酸化作用によるものです。

特にフラボノイドはミネラルの中でも強い抗酸化作用をもつものとして注目を集めており、不妊の一因である卵子の老化や生理痛なども緩和してくれるものとして妊活中の女性にもおすすめだとされています。

ノンカフェインでノンカロリーである点も、妊婦さんや一般の女性の健康・美容飲料として愛飲されている大きなポイントですね！

ルイボスティーの選び方と飲み方のススメ

ルイボスティーを販売しているメーカーは年々増えています。そんな中でどのルイボスティーが良いのか、ルイボスティー選びのポイントと飲み方について説明したいと思います。

ルイボスティーを選ぶ時は茶葉の品質から

まず、ルイボスティーを選ぶ時に最初のポイントとなるのが茶葉のグレードです。

なぜなら、ルイボスティーの効能、味、香りなど、ほぼ全てが茶葉のグレードにかかっていると言っても過言ではないからです。
簡単に言うなら、高品質なものほど有効成分が多く、味はクセがなくまろやかで香りも良い、といえます。

ルイボスティーのグレードを表す言葉は、実はちょっと複雑です。
1つは茶葉の部位によって示されるグレードで以下の3つになります。

・チョイス・・茎の部分が多く、クセや渋みが強い
・スーペリア・・葉と茎が上手に配合され、チョイスよりもクセが弱い
・クラシック・・葉の部分を選別しており、色も味も濃厚でまろやか

もう1つは茶葉が枝のどの部分にあるかによって示されるグレードで、以下の３つになります。

・スーパーグレード・・枝の先辺りの茶葉
・チョイスグレード・・枝の真ん中あたりの茶葉
・スタンダードグレード・・枝の真ん中より下の茶葉

茶葉の部位でいうなら葉っぱのみのクラシック、枝の位置で言うなら先端のスーパーグレードが最も高品質ということになります。

枝の先端に行くほど新芽が多く新鮮で、茶葉が細かく整っているんですね。
ルイボスティーの見分け方は、その茶葉の細さを見ることで見分けがつくのですが、細くて整っている茶葉はいい茶葉ということになります。

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オーガニックで安全なものを選ぼう

次にルイボスティー選びで注意すべき部分はオーガニックであるかどうかです。

もちろん食品においては全てがオーガニック製品を買うわけじゃありませんから、「そこまで気にしない」という方もいらっしゃると思います。
ただ、茶葉というのは洗うことの出来ないものですから、茶葉の持っている成分も有害物質もそのままお茶に溶け出してしまいます。

そういった意味で他の食品よりオーガニックにこだわったほうが良いと思いますね。

オーガニックかどうかの判断材料としては、有機JAS、ECOCERT、USDA ORGANICなどの国際認定機関の認証の有無がありますよね。

それ以外にも安全性という意味では、残留農薬検査、水銀やその他の重金属検査、放射性物質検査などメーカーに寄って様々に実施しているものがあります。

当サイトでも有機認定および各メーカーが取り入れている各種安全検査などを細かく精査してランク付けを行っていますので、参考にして頂けたらと思います。

１つだけ付け加えて話しておくと、品質管理というのは生産の場面だけではないんですね。

ルイボスティーが私達のもとに届くまでには、生産における土壌の管理に始まり、刈入れて保管、輸出から運搬、国内での加工・包装という工程があり、その全工程を有機認証を受けた工場で行う必要があります。

これらを徹底している販売業者なのかどうかも大きな判断基準になるのです。

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ルイボスティーの飲み方は大別すると3種類

さて、肝心のルイボスティーの飲み方ですが、大別すると「煮出し」「お湯出し」「水出し」の３つになります。

その中で最もおすすめなのは「煮出し」になります。

これまでルイボスティーの葉の特徴について伝えてきた通り、ルイボスの葉は松の葉のように尖って細長い葉で、茶葉が開くということはありません。なので、基本的には10分以上煮出した時に最も有効成分が抽出され、味や香りもグッと引き出されるのです。

ただ、各メーカーも人々の生活シーンに合わせてもっと手軽で便利な「お湯出し」「水出し」用の商品の開発に力を注いできましたので、煮出しに負けるとも劣らない製品もあります。

生活の場に合わせてそれぞれ使い分け出来ればいいですね！

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その他、スタンダードなルイボスティーを様々にアレンジしたり、既にアレンジされたブレンドティーやハーブティーなどを利用したりしてルイボスティーを楽しむ事も出来ます。

また、最近人気が上昇してきているのが、グリーンルイボスティーです。

グリーンルイボスティーは従来のルイボスティーが茶葉を発酵しているのに対して、発酵させずに刈り取ってすぐ乾燥して作られたルイボスティーです。

レッドルイボスとの違いは、発酵過程で失われてしまう栄養分がそのまま含有されていること、味は緑茶に似てルイボス特有のクセが少ないことなどがあげられます。

ルイボスティーと一言に言っても色々と楽しみ方がありますので、試して頂けたらと思います。

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その他、ルイボスティーの活用豆知識

ルイボスティーには飲む以外にもその活用法が色々とあるんですね。
ここでは一部紹介してみたいと思います。

ルイボスティーを直接使ったスキンケアや治療事例

ルイボスティーを直接肌に浸透させることでアトピーをはじめ、様々な肌トラブルの改善効果があることを示した臨床実験の結果があります。

ルイボスティーによる皮膚疾患患者の改善

病名	症例数	有効	不明
再発性ヘルペス	5	5
イボ	18	14	4
イボ(青年性偏平ゆうぜい)	8	5	3
ニキビ	7	4	3
アトピー性皮膚炎	9	9
その他痒みの強い疾患	17	17
尋常性魚鱗癬	1	1
尋常性乾癬	6	4	2
肌触りの改善	15	15

出典：ルイボスティーとアトピー研究会編「ルイボスティーでアトピーを治す」より

これはルイボスティーをお風呂の中に入れて「ルイボスティー風呂」を使った実験のデータなんですが、アトピー性皮膚炎のほか、イボやニキビ、その他の症状に関しても有効と認められた割合が平均6割を超えています。

また、ルイボスティーの母と呼ばれているA.セロン(アニーク・セロン)は娘のアレルギーがルイボスティーによって改善したことをきっかけに、ルイボスティーに関する多くの研究業績を残しました。

そのうちの１つにルイボスティーを使ったスキンケアについても言及しているので、一部ご紹介します。

肌のトラブルを解決するためには、まず皮膚を落ち着かせることです。私は大勢の被試験者にお願いして、市販の化粧品にルイボスティーを加えて頂き、ほぼ10回ほどのテストをした結果、ルイボスティーが皮膚を落ち着かせる効果に関しては、
素晴らしい特質を持っていることを確信しました。
スキンケアに優れた効用を示したルイボスティー入りの化粧品とは、次のようなものです。クレンジングクリーム、モイスチュアクリーム、スキンローション、スキンミルク、ボディローション、ハンドクリーム、シャンプー、ヘアトニック、
ヘアコンディショナー・・。これらのものは非常に敏感な肌に使用して、すべて大きな効果が得られています。

出典：「魅惑の健康茶『ルイボスティー』-“抗酸化作用”があなたの美容と健康を守る-」

この他にも、ルイボスティーによる頭髪の改善効果や、目の疲れなどへの有効性についても言及していて、該当する人は騙されたと思って試してみたら良いかと思います！