アトピー・アレルギーが治る!?臨床結果で見るルイボスティー治療効果

ルイボスティーがその名を世界に轟かせるようになった理由。。それはルイボスティーの持つアレルギー・アトピー改善の効果でした。

私もかつてアレルギーやアトピーに悩まされた身としては、藁にもすがる思いでした。原因も良い対処法もわからず、本当に辛いんですよね・・
ほんの少しでも効果があると噂を聞いたものは即座に試したものです。

さて、ルイボスティーがアレルギーやアトピーの改善に役立つかもしれないという情報が耳に入るようになり、その道の権威たちが科学的に証明しようと研究に研究を重ねました。
実は、このルイボスティーの効果効能、成分を明らかにするのに日本の研究者たちが大きく貢献していたんですね。

ルイボスティーラボの編集部では、これまでどのようにアレルギー・アトピーに対するルイボスティーの効能が研究されてきたのかを徹底的に調査し、 アレルギー・アトピーの原因とルイボスティーの効果効能を、実際の臨床結果などからまとめました。

アレルギー・アトピーで悩んでいる方の一助になれれば幸いです。

それでは、解説していきたいと思います。

医学的に解明されるようになったルイボスティーとアトピー・アレルギーの関係

ルイボスティーの効果効能研究はアレルギー症状改善の奇跡から始まった

ルイボスティーの効果効能が知れ渡るようになったのはアレルギーの症状改善からだったのをご存知ですか？ルイボスティーの母と呼ばれたA.セロン(アニーク・セロン 享年86歳 南アフリカ)という女性がいましたが、 彼女の娘ロリンダは生まれて間もなく原因不明の激しいアレルギー症状に襲われます。

A.セロン氏

病院でも打つ手がなく、万策尽き果てた時に彼女が友人からもらったのがルイボスティー。
そのルイボスティーを少しだけミルクに混ぜて娘に飲ませてみたところ、なんと一切食べ物を受けつけなかった娘の口にミルクがスルスルと入っていったのです!

ロリンダはその後すっかり体力を回復し、一ヶ月後には普通の赤ちゃんと同じように順調な成長を遂げていくようになり、 A.セロンはこの体験をきっかけにルイボスティーとアレルギーとの関係を解明し始め、様々な成果を残すようになります。

このようなルイボスティーの不思議な力に興味を示した一人の日本人が、ルイボスティーの効能を明らかにするべく奔走しました。 こうして分かってきたのが様々な病の原因となる「活性酵素」とそれを中和する抗酸化作用の存在だったのです。

アトピー性皮膚炎とルイボスティーが医学的な見地から結びつく

ルイボスティーに関する研究は進み、その成分も明らかになってきました。
同時にアトピーに対する研究も進められる中で、ルイボスティーとアトピー性皮膚炎の２つが医学的な見地から結びつけられるようになります。

活性酸素がアトピー性皮膚炎の重症化の元凶であること、体内に発生した活性酸素を消去するのにルイボスティーが効果的であることが提唱されるようになりました。

アレルギーというのは本当に症状が様々であり、もちろんその原因が完全に究明されたわけではありません。しかし、活性酸素がアレルギー・アトピー症状の悪化に深く関わっている事は研究結果から明らかになっています。

アトピーの元凶「活性酸素」を取り除くルイボスティーの抗酸化作用

ルイボスティーがアトピー性皮膚炎の改善に効くという話の鍵は、ルイボスティーが持つ「抗酸化作用」にあります。

抗酸化作用とは老化やアンチエイジングに効果的だという点から、美容業界の様々な商品で使われる事が多いので、多くの方は耳にしたことがあるかもしれませんね。

また「活性酸素」という単語も同様に最近ではよく聞く単語だと思いますが、アトピー性皮膚炎の話をする際にもう一歩踏み込んだ話が必要なので、まず「活性酸素」についての話をしたいと思います。

「悪玉酵素」と呼ばれる活性酸素

活性酸素は酸素が何らかの刺激(放射線など)を受けて生じるのですが、活性酸素が酸素と違う点は他の物質を変化させる力が異常に強いという点です。
そばにあるものに次から次へとくっついてそれを酸化させてしまう特性があります。

活性酸素は本来であれば人間の体を病原菌から守るために必要なものとして存在しているのです。そんな活性酸素が「悪玉酵素」と呼ばれるのはなぜでしょうか？

それは、人間の体に必要以上に活性酸素が生じてしまった場合に悪さを始めるからです。
活性酸素が発生する主な条件は以下になっています。

この他、細菌感染時や虚血(血液不足)が生じた時などがあります。

活性酸素の重大な負の産物「過酸化脂質」

活性酸素は必要以上に生じてしまった場合、次から次へと他の物質を酸化させてしまうと言いました。
確かに活性酸素は悪さの根源なのですが、実は活性酸素自体というよりは、活性酸素の影響を受けて生じてしまう物質がもっと恐ろしいのです。

その中でも最も恐ろしいのが「過酸化脂質」です。

この過酸化脂質は細胞膜に多く含まれる不飽和脂肪酸が酸化されて生じるものです。
過酸化脂質はタンパク質と結びついて「リポフスチン(老化色素)」を生み出し、シミや老人ボケの原因となったり、コレステロールと結びついて動脈硬化を引き起こしたりします。

アトピー悪化の背景には過酸化脂質が関わっている

とある実験で、アトピー性皮膚炎の患者には過酸化脂質が多いということがわかり、アトピー性皮膚炎と活性酸素の関与説が立証されました。
それと同時に、アトピー性皮膚炎の患者はSODを算出する力が弱いということも分かったのです。

アトピー性皮膚炎患者の増悪期血清脂質値と白血球SOD誘導能
※0.05>P>0.01 vs control, ✝P<0.01,✜P<0.001 ()内は軽快期の値を示す。

		13歳以上 アトピー患者 (457例)	13歳未満 アトピー患者 (71例)	健康対照群 (18例)
血 清 値	過酸化脂質 (nm/dl)	8.0±0.8* (4.3±0.5)	4.5±0.7 (4.3±0.9)	3.8±0.5
	カイロミクロン (mg/dl)	89.6±12.3✝ (87.2±12.8✝)	67.1±11.3* (62.6±10.1)	53±7.4
	VLDL (mg/dl)	136±18.4✝ (129±18.9✝)	98±13.4* (92±13.1)	83±11.8
	カイロミクロン 過酸化脂質 (nm/ml)	1.7±0.29* (1.4±0.27)	1.3±0.2* (1.0±0.2)	0.9±0.15
	総コレステロール (mg/dl)	184±18.4 (179±16.2)	162±14.2 (153±15.8)	150±12.4
	中性脂肪 (mg/dl)	128±11.2 (119±12.7)	118±11.0 (106±10.2)	96±9.9
白 血 球 S O D 誘 導 能 (%)	好中球 ＋ paraquat	11.4±1.6✜ (11.8±1.1✜)	17.0±2.6✝ (16.4±2.0✝)	25.7±3.4
	リンパ球 ＋ paraquat	16.0±2.4✜ (14.3±2.6✜)	21.9±2.9✝ (22.5±2.7✝)	32.7±4.1

出典：「アトピーがぐんぐん良くなる本」(丹羽博士)より

健康な人の過酸化脂質の平均値が「3.8±0.5」なのに対して、13歳以上のアトピー患者の平均値は「8.0±0.8」とかなり高いですね。

一方、下の枠のところはSODの産生力を測った実験で、健康な人の数値が「25.7±3.4」なのに対して患者は「11.4±1.6」と半分以下の力しかありません。
SODとは活性酸素を中和する力を持った酵素で、私達の体の中に元々備わっていますが、その酸性力が弱いことを示しています。

ルイボスティーの持つ強力な抗酸化力がアトピー改善の鍵になる!

活性酸素を中和するSOD酵素とはどういうものなのか、またルイボスティーの持つ抗酸化力というのはどういうものなのでしょうか？

SODは活性酸素を中和するものであり、マンガン、鉄、銅、亜鉛の4種のミネラルから構成されています。

抗酸化作用のあるものはSOD以外にも野菜などに含まれるビタミン類のほか、フラボノイドなどの酵素もあります。

これらはその働きがSODに似ていることから「SOD様作用」と呼ばれています。「SODの様な・・」って事ですね。
SODは基本的に体外から取り入れることは出来ず、人工のSOD食品もほとんど吸収されないというのが本当のところです。

ただ、ルイボスティーだけは違っていました。ルイボスティーにはSODを構成する４つのミネラルが豊富に含まれており、これらが体内で直接的にSODに似た効果を発揮するので強力な抗酸化力を発揮したのです！
その効果は研究の結果何と「野菜の50倍」、他のお茶類と比べても、圧倒的な力の差を見せつけたのです！

ルイボスティーの成分表

タンパク質	7.8
灰分	2.6	(%)
タンニン	9.2
リン	54.2
鉄	9.73
カルシウム	171	(mg/100g)
ナトリウム	353
カリウム	353
マグネシウム	178
銅	2.94
亜鉛	7.54	(PPM)
マンガン	64.9
スーパーオキシド消去活性	4.7×103単位/g
無水カフェイン	検出せず

(財)　日本食品分析センター調べ

熊本大学医学部 前田教授調べ

ルイボスティーの臨床試験結果および治療法のススメ

ルイボスティーを用いた臨床試験の結果は50~60%が有効だった

ルイボスティーを445例のアレルギー性疾患の患者に試み、その治療への貢献度を調べたところ50%近くの有効性が認められたのです！

その内容は以下になっています。

ルイボスティーのアトピー性皮膚炎に対する治療効果

	著効	有効	やや有効	無効	判定不能	有効率
Ⅰ群(ステロイド未使用　43)	3	8	11	20	1	52.30%
Ⅱ群(ステロイド外用　28)	0	2	5	19	2	26.90%
Ⅲ群(入院治療　190)	4	41	65	103	7	60.10%
Ⅳ群(外来治療　95)	4	18	28	49	6	56.10%

有効率は、著効、有効、やや有効、無効の合計数に対する著効、有効、やや有効の合計数の割合で計算。

ルイボスティーの慢性蕁麻疹、小児喘息、アレルギー性鼻炎に対する治療効果

	著効	有効	やや有効	無効	判定不能	有効率
慢性蕁麻疹　(25)	0	1	3	17	4	19.00%
小児喘息　(28)	2	6	5	13	2	50.00%
アレルギー性鼻炎　(36)	3	7	9	14	3	57.50%

出典：「皮膚科紀要」第八十九巻、第二号　「ルイボスティーの試験管内および臨床試験成績」より

アトピーでのステロイド使用、慢性蕁麻疹にへの有効率は少し低くなっていますが、それでも有効だった患者もいますね。

論文の中では、ルイボスティーの抗アレルギー効果は含有成分のフラボノイド類に認められるとされています。

ルイボスティーを用いてアトピー・アレルギーを改善する！４つのポイント

これまでの話を踏まえると、アトピー・アレルギー治療の指針は以下の事が挙げられます。

これらが生活の中で意識して気をつけてもらいたいポイントですが、実際ルイボスティーはどれくらいの量を飲めばいいのか、効果的な淹れ方など具体的にお伝えしていきますね。

ルイボスティーの飲む量は一日どれくらい必要なのか？

アトピー・アレルギーの改善にルイボスティーを用いる際にどれくらい飲めばいいのか。
臨床実験の中ではエキス0.3グラムを一日四包とされていますが、これは通常飲み物として常用する量にすると相当量になります。

その後家庭でルイボスティーを煮出して普通の量を毎日引用している患者さんたちにも、臨床実験時と同様の改善効果もあったということなので、一日あたり1L~1.5Lあたりを目安にしていただければと思います。

淹れ方については「煮出し」が最も有効成分を抽出するのにおすすめです。少し手間がかかるかもしれませんが、極力煮出して飲むようにしましょう。

飲むだけじゃなかった。ルイボスティーをこんな風にも活用する

もう一つ、ルイボスティーのおすすめの活用法をお伝えしたいと思います。

それは、ルイボスティーを煮出した後の茶殻を使った「ルイボスティー風呂」です！ルイボスティーは飲むだけでなく、その直接的な効能も凄いんですね。
以下はある病院で「ルイボスティー風呂」に入ってもらった皮膚疾患の患者の改善効果です。

ルイボスティーによる皮膚疾患患者の改善

病名	症例数	有効	不明
再発性ヘルペス	5	5
イボ	18	14	4
イボ(青年性偏平ゆうぜい)	8	5	3
ニキビ	7	4	3
アトピー性皮膚炎	9	9
その他痒みの強い疾患	17	17
尋常性魚鱗癬	1	1
尋常性乾癬	6	4	2
肌触りの改善	15	15

出典：ルイボスティーとアトピー研究会編 「ルイボスティーでアトピーを治す」より

早いものでは症状の改善が一週間程度で認められたものもあるようで、本当に驚きです！

また、始めに少し紹介した「ルイボスティーの母 A.セロン」も数々の実験結果を踏まえてルイボスティーを用いたスキンケアについて言及しています。

肌は年齢とともに細胞から水分がなくなり、老化していきます。特にアレルギー性皮膚炎の肌は湿疹で表面がカサカサになり、早く老化する傾向があります。(中略)
肌を美しく保つためには、お風呂に入ってからすぐにルイボスティーでお肌を流してください。微温のルイボスティーをちょうどカップ一杯分全身に注ぐだけで十分です。

「魅惑の健康茶 ルイボスティー　-“抗酸化作用”があなたの美容と健康を守る-」より

 

私は家では、煮出した後の茶殻を数個まとめてネットに入れて、お風呂に投げ込んでいます。

飲むだけで終わらせるのでなく、これ以上出ないというくらいまで出し尽くしてやりましょう(笑)

ルイボスティーでアトピー・アレルギー改善に関する口コミ

アトピー・アレルギー症状に効果的なルイボスティーの選び方

ルイボスティーを選ぶ際は以下のポイントを意識しましょう。

ポイント1.基本はオーガニックの製品、その他も安全性が重視されたものを選ぼう

アトピー・アレルギーの原因となる活性酸素の話でおわかりかと思いますが、体に悪い成分の混入は最も避けるべきことです。
オーガニック認証をきちんと受けている上で、包装やティーバッグに使っている物の素材などにも目を向けたいところですね。

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オーガニック認定機関は有名なところでいうと「有機JAS認定(日本)」「ECOCERT(フランス)」「USDA ORGANIC(アメリカ)」の３つです。

これらの認定マークが入っているかどうかは必須チェックポイントです。

ポイント2.アトピー・アレルギー改善の肝、有効成分の抽出が十分出来るものを選ぼう

ルイボスティーにはいくつかのグレードというものが存在します。紅茶にもグレードは存在しますが、紅茶の場合はグレード=品質というわけではありません。
ところがルイボスティーの場合は、グレードによって味・香り、絞り出される有効成分が明らかに違います。グレードの低いものは味もえぐ味が多く薬のようですし、肝心な効果も下がってしまいます。

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また、成分の抽出度が高い葉の方が、茶殻を使ったルイボスティー風呂に使う際にも成分をより抽出できますよね。

高品質でしっかりした商品を選ぶようにしましょう。

 

以上、ルイボスティーを選ぶ際に気をつけてほしいポイントでした。

ルイボスティーでアトピー、アレルギー改善Q&A

最後に、ルイボスティーのアトピー・アレルギー改善効果についてよくある質問をいくつかあげておきますので、ご参考にして下さい。

Q.ルイボスティーでアレルギー反応が出たり、アトピーが悪化することはありませんか？
A.ルイボスティーはマメ科の植物なので、極まれに大人の方でそういったものが駄目な場合はあるかもしれませんが、基本的にはアレルギー症状、アトピーが悪化するという話は聞いたことがありませんね。

Q.ルイボスティーでアトピーは完治しますか？
A.ルイボスティーのアトピーへの効果は一定のものが見込めますが、人によって体質、症状や原因は様々ですので、完治できると断言は出来ません。ただ緩和・改善に効果的だとは言えます。

Q.ルイボスティーは子供が飲んでも大丈夫ですか？アレルギー症状は出ませんか？
A.文中にも出てきたA.セロンは特に赤ちゃん・子供へのルイボスティーの効能について研究してきました。その中で、アレルギー症状改善の効果を立証しています。その点で子供への悪影響はあまり考えられません。

Q.ルイボスティーは母乳にも影響を与えますか？アトピー体質になることはありませんか？
A.ルイボスティーは体内の代謝を改善するので、母乳の出も良くなる効果が期待できます。
また、赤ちゃんに与えるミルクにルイボスティーを少量混ぜるだけでも良い効果が出ていることを考えると、母乳へのいい影響が出ると考えられます。

ルイボスティーのアレルギー・アトピー改善効果まとめ

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