基本知識

グリーンルイボスティーの方が良いって本当?効能・味・価格など検証!

ルイボスティーというと、通常水色は茶褐色で味や香りは独特のものというイメージが定着していますよね。
しかしその通常のルイボスティー(敢えて呼ぶならレッドルイボスティー)とは違うグリーンルイボスティーというものが最近多くのメーカーで売られています。

グリーンルイボスティーはレッドルイボスティーよりも成分が優れていたり、その分お値段も高かったりと言われる事が多いですが、果たして本当にそうなのでしょうか?

ルイボスティーラボでは、グリーンルイボスティーの基本的な情報(製造方法・味・成分・価格など)の調査及び、各メーカーのグリーンルイボスティー製品の比較・分析を行い、
おすすめのグリーンルイボスティーを徹底検証!

総合的に評価し、ランキングしました!

グリーンルイボスティーに関心を持っている方に是非参考にして頂けたらと思います。

発酵レッドルイボスティーと非発酵グリーンルイボスティー。色や成分の違いとは?

色の違いは発酵過程にあった

グリーンルイボスティーの茶葉は以下のような緑色です。

プレミアショート

実はグリーンルイボスティーの正体はレッドルイボスティーと同じ「アスパラサス・リネアシス(ルイボスの木)」です。

ではなぜこんなにも色に違いがあるのでしょうか?

それは、ルイボスティーを造る工程の中の1つである「発酵」を行ったか行っていないかの違いなんです。

通常ルイボスティーは茶葉刈り取った後、5mmくらいの長さに裁断し、それを小高い丘状に積み上げ、水分を与えて6~8時間発酵させます。
この工程によりルイボスの葉は緑色から赤茶色へ色が変わっていくんですね。
発酵工程

その後、天日で乾燥させてルイボスティーの茶葉が出来上がります。

ところがグリーンルイボスティーはこの発酵過程を踏まずに、すぐに特殊な方法(フリーズドライ製法)で乾燥させ、発酵しないようにします。

こうすることで、発酵ルイボスとは違った非発酵ルイボスのグリーンルイボスティーが生み出されるのです。

※フリーズドライ製法とは
凍結させた食品を真空状態に置き、水分を昇華させ乾燥させる技術。元々医療分野で輸血用の血液を遠隔地に運ぶため開発され、食品分野でも使われるようになった。
不要な添加物を使用せず、食品の味や栄養、おいしさまでそのままに長期保存できる先端技術です。

グリーンルイボスティーの方がレッドよりはるかに優れた成分・栄養があるというのは本当?

さて、グリーンルイボスティーの話になると、その栄養価に注目が集まります。

ルイボスティーの効果効能は様々にありますが、その中でも欠かすことの出来ない成分が「フラボノイド類」です。

フラボノイドはポリフェノールの一種として知られていますが、その種類は何と4000種類を超えています。

以下に、よく取り上げられる主なポリフェノールを図でまとめて置きますね。

カテキンとポリフェノール

ルイボスティーに含まれる成分の中で特に注目されているのが、アスパラチンとケルセチンというフラボノイド。これらには高い抗酸化作用が認められ、糖尿病の予防や、抗ストレス、抗炎症の効果が期待されています。

そして、グリーンルイボスティーにはこのフラボノイドの含有量が多いということがわかっているのです。

発酵していないルイボスはグリーンルイボスと呼ばれ、グリーンルイボスはアスパラチン、イソオリエンチン、オリエンチン、ルチンおよびケルセチンなどのフラボノイドが含まれ、抗酸化性を有することが知られている。
特にグリーンルイボスはルイボスと比較してアスパラチンを多く含有しており、我々はグリーンルイボスの抽出液とルイボスの抽出液と比較してポリフェノール量およびアスパラチン量が多く、抗酸化性が高いことを報告している。

出典:グリーンルイボス摂取による激運動時の抗酸化力上昇作用
http://www.jtnrs.com/sym34/O-74.pdf

では、やはりグリーンルイボスの方がはるかに優れていると言えるのでしょうか?

確かにグリーンルイボスの方がレッドルイボスよりも抗酸化成分が多く含まれていますが、一部の試験機関によるとレッドルイボスの抗酸化レベルがグリーンルイボスに比べて少ないにも関わらず、より体内で抗酸化物質を運ぶという結果もあるのです。

 

また、非発酵のグリーンルイボスの主要フラボノイドにエピガロカテキンガレート(EGCG)というものがあります。

EGCGは緑茶に多く含まれているカテキン(タンニン)ですが、脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きがあります。その一方で、カテキンには鉄の吸収を阻害するという面もあるということを見落としてはいけません。

 

こうして見てみると、レッドルイボスにもグリーンルイボスにもそれぞれ強みと弱みはあるということですね。

 

ネット上の情報を見ていると、「抗酸化力が10倍から80倍」という記載もよく見られますが、一面だけを捉えて「グリーンの方が圧倒的に優れている」と言うのは少し疑問に感じます。

ともあれ、レッドルイボスティーにしてもグリーンルイボスティーにしても高い抗酸化力による効果効能が期待出来ると考えて良いです。
もちろんレッドもグリーンどちらもノンカフェインですから、安心して飲める飲料であることは間違いないでしょう。

気になるグリーンルイボスティーの味、価格、選び方は?

ルイボスティー独特の色と香りは茶葉の発酵の過程で生成されていきます。
グリーンルイボスティーは茶葉を発酵せず、フリーズドライ製法という急速乾燥加工で発酵を食い止めるため、色は緑のままで、味と香りはスッキリとしてまろやかなんですね。

発酵前
発酵前のルイボス茶葉

 

グリーンルイボスティーはこの独特な製造方法が故にレッドルイボスティーよりも価格も高くなる傾向にあります。

グリーンルイボスティーの選び方ですが、グリーンルイボスにもレッドルイボスと同じように茶葉のグレードがあるんですね。

グリーンルイボス茶葉のグレード

オーガニックグリーンルイボスティープレミアショート
スーパー(スーペリア)グレード
チョイスグレード

ルイボスの樹のうち、日が当たらない根本ほどグレードが低く、太陽に近くよりたくさんの日光を浴びて育つ場所ほど高グレードの茶葉になります。

なぜなら、グリーンルイボスティーに含まれるポリフェノールなどの抗酸化物質は、植物が紫外線などによって生じる活性酸素から自分の身を守るために作られるからです。

そのため、太陽の光をたっぷり浴びて育ったルイボスの葉には抗酸化物質が多く含まれて、効果効能もあがるというわけです。

なので、茶葉のグレードが高いものを選んだほうが良いことになります。

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また、当然同じルイボスの木ですから、オーガニックとそうでないものが存在します。
日本に輸入されるものは基本的に品質がよく、しっかり検査されたものではありますが、できるだけ安全・安心なオーガニックのものを選びましょう。

 

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最後に、ルイボスティーラボ編集部で比較したグリーンルイボスティーのおすすめランキングをご紹介したいと思います。

グリーンルイボスティーおすすめランキング

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【通常】2,079円(税込、+送料750円)
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ルイボスティー選びに迷った場合はどうしたら良い?

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